※株式会社ハンファ発信の海外プレスリリースより参考情報としてお知らせ配信しています。
- ハンファエンジンの立ち上げにより、ハンファは技術力を活かし内製化したエンジン生産を含む、総合的な造船ソリューションを提供できる体制を整えました。
- 低速舶用推進エンジンを専門とする世界第2位のHSD Engine社の買収に成功し、新たな関連会社が発足しました。
- 船舶用エンジン生産におけるハンファエンジンの豊富な経験とハンファ関連会社間のシナジーを活用し、ハンファはエコフレンドリーな燃料エンジンの開発と商品化を推進します。
ハンファは、市場シェア世界第2位の船舶用エンジン企業であるHSD Engineの買収に成功し、新たな関連会社ハンファエンジンが正式に発足しました。
ハンファエンジンは、大型船舶を推進する低速船用エンジンに必要な専門知識を含む、卓越した技術力を備えており、船舶用エンジン業界のリーダーとなることが見込まれます。ハンファエンジンは、ハンファオーシャンを含む世界の大手造船企業に低速船用エンジンを供給しています。
2月27日に開催された臨時株主総会にて、「ハンファエンジン株式会社」の社名で新たなエンジンメーカーを設立することが賛成多数で承認されました。同社は元ハンファインパクト投資戦略部長のMoon Ghee Ryu氏をCEOに任命しました。
Ryu氏は、「ハンファエンジンという名前は、まず第一に、ハンファファミリーの一員になることを表していますが、新たな機会を推進するための強力な成長エンジンを持つことも強調しています。」と述べました。「役職員一人ひとりがお客様に比類のない価値を提供し、未来に向けて挑戦し、自己革新してまいります。」
ハンファインパクトは、ハンファエンジンの32.8%の株式を保有する大株主です。ハンファインパクトは昨年2月、HSD Engineと買収に関する覚書(MOU)を交わしました。
昨年のハンファオーシャン買収に続き、ハンファエンジンを関連会社リストに加えたことで、社内での製造・技術能力を活かしたエンジン生産を含む、総合的な造船ソリューションを提供できる体制が整いました。
ハンファエンジンが持つ船舶用エンジン生産の経験と、関連会社間のシナジーを活かし、ハンファはアンモニアを含むエコフレンドリーな燃料を動力とする船舶の開発と商業化を積極的に進める計画です。ハンファエンジンは現在、効率的な船舶運航と代替燃料推進システムのためのスマートシップソリューションを開発しています。今後、同社はアフターマーケット事業を拡大し、船舶部品の販売や修理など、販売後のサポートを提供していく予定です。
ハンファエンジンは、2013年に低速用デュアルフューエルエンジンを商品化した最初のエンジンメーカーとなりました。同社はまた、2013年に船舶用として世界初の低温選択触媒還元(SCR)システムであるDelNOx SCRシステムを開発し、翌年には商品化に成功しました。この独自のシステムは、船舶エンジンから排出される排ガスから窒素酸化物(NOx)を90%以上除去できるエコフレンドリーな装置です。
企業プロフィール
ハンファジャパン株式会社について
世界710ヵ所の拠点をもち、Fortune Global 500に選出された韓国最大手企業の一つである株式会社ハンファの日本法人として1984年に設立。再生可能エネルギー関連事業(太陽電池モジュール製造・販売、PPS、IPP、PPA事業)をはじめ化学品、鉄鋼、機械・設備、自動車部品、IT関連機器等、多部門にわたる基幹産業のアジア諸国間での輸出入業務と日本市場での販売事業を40年にわたり展開している。2011年より日本の太陽光事業に参入し、2023年12月現在で日本向けの出荷量累計7.5GW、住宅設置数150,000棟を達成した。
ハンファジャパンホームページ: https://www.hanwha-japan.com/