ハンファ Q セルズジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: キム・ジョンソ 、以下「Qセルズ」)は、住宅用太陽電池モジュールの主力製品として高効率・高出力の「Q.PEAK-G4.1」と「Q.PEAK S-G4.1」を 2 月より発売開始します。また景観対応のオールブラック版「Q.PEAK BLK-G4.1」(受注生産)もあわせた 3 機種を住宅分野の新製品として投入し高性能な製品ラインナップを拡充します。住宅用の主力製品「Q.PEAK-G4.1シリーズ」は、Q セルズ独自の単結晶Q.ANTUMセルを搭載したハイエンド太陽電池モジュールです。60 セルの「Q.PEAK-G4.1」は公称最大出力300W、48 セルの「Q.PEAK S-G4.1」は 240W で、当社の従来製品(※)に比べいずれも出力が向上(109%)しています。
※「Q.PLUS-G4.1 275」(60セル)と「Q.PLUS S-G4.1 220」(48セル)との比較
また Q セルズの開発拠点があるドイツでは、太陽光で発電した電力の買取価格が下がり電気料金より安くなる状況のなか、発電電力の用途が売電から自家消費へシフトしています。そのため、実発電量の高さだけでなく、長期発電力や耐久性、初期費用やメンテナンス費用までを含め、製品価値を高めることで、【トータル発電コストの削減】に寄与する製品開発を進めています。今回「Q.PEAK-G4.1シリーズ」では、新たに開発した出力安定化技術(Anti-LID)により長期間にわたる安定した出力の提供を可能にしました。
Q.PEAK-G4.1シリーズの特徴
1. 単結晶Q.ANTUMセルを搭載した高出力モデル
2. Qセルズ独自の品質管理技術トリプルプロテクション(アンチPIDテクノロジー、ホットスポットプロテクト、トレーサビリティ)に加え、
初期の出力低下を抑制し長期間高い発電力を維持する「出力安定化技術」を初搭載
3. 日本の住宅に適したブラック基調のデザイン
4. 様々な屋根の大きさや形状に対応できる2タイプ(60セル・48セル)を用意
5. 景観対応のオールブラックモデル(60セル・290W)を受注生産により提供
基本仕様
仕様項目 | Q.PEAK-G4.1 | 製品画像 | |
公称最大出力[W](+5/-0W) | 300 |
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公称開放電圧[V] | 39.76 | ||
公称短絡電流[A] | 9.77 | ||
公称最大出力動作電圧[V] | 32.41 | ||
公称最大出力動作電流[A] | 9.26 | ||
モジュール変換効率[%] | 18.0 | ||
本体サイズ 横x高さx奥行[mm] | 1,000×1,670×32 | ||
質量[kg] | 18.8 |
仕様項目 | Q.PEAK S-G4.1 | 製品画像 | |
公称最大出力[W](+5/-0W) | 240 |
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公称開放電圧[V] | 31.81 | ||
公称短絡電流[A] | 9.77 | ||
公称最大出力動作電圧[V] | 25.92 | ||
公称最大出力動作電流[A] | 9.26 | ||
モジュール変換効率[%] | 17.8 | ||
本体サイズ 横x高さx奥行[mm] | 1,000×1,348×32 | ||
質量[kg] | 15 |
仕様項目 | Q.PEAK BLK-G4.1 | 製品画像 | |
公称最大出力[W](+5/-0W) | 290 |
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公称開放電圧[V] | 39.19 | ||
公称短絡電流[A] | 9.63 | ||
公称最大出力動作電圧[V] | 31.96 | ||
公称最大出力動作電流[A] | 9.07 | ||
モジュール変換効率[%] | 17.4 | ||
本体サイズ 横x高さx奥行[mm] | 1,000×1,670×32 | ||
質量[kg] | 18.8 |
Q セルズは、環境先進国ドイツで培った経験と実績をもとに、永続的にクリーンな電力を提供できる太陽光発電システムの販売・発電事業を日本で展開しています。今後も日本の住宅に適した太陽光発電システムを提供する体制を強化し、日本における再生可能エネルギーの柱である太陽光発電事業の普及と発展に貢献して参ります。
太陽光のエネルギーをセル内に閉じ込めることで活用度を高め、より多くの電気を生み出すことに成功。
2011 年、発電効率 19.5 %を達成し、多結晶セルの世界新記録を樹立しています。
また 2015 年には、Q.ANTUM技術を使った先行機種のQ.PLUS-G4が「Solar Industry Awards」という
世界の太陽光関係者 7 万人が投票して決める賞の「革新的なモジュール製造部門」で優勝しました。
晴天でない曇りの日や朝・夕などを含む、照度が低い環境において、優れた発電力を発揮します。
昼間や暑い夏の日でも発電量を保ち一般的な太陽電池モジュールと比べ発電ロスが少なくなっています。
初期の出力低下を抑制する出力安定化技術
一般的な高効率セル(PERC構造)では、初期のセル内部構造の変化によって太陽電池モジュールの出力が低下する現象(LID)がみられ、それを克服する出力安定化技術が大切な役割を果たします。Q セルズでは、高効率の Q.ANTUM セル(裏面パッシベーション構造)量産化に業界でいち早く成功し、そこで培った豊富な経験とノウハウで、初期の出力を安定的に確保する技術を確立しました。それが長期的な発電力の維持にもつながっています。
(参考ホームページ)
■Q.PEAK-G4.1 http://www.q-cells.jp/products/pdt_residential/q_peak_g4-1
■Q.PEAK S-G4.1 http://www.q-cells.jp/products/pdt_residential/q_peak_s_g4-1
■Q.PEAK BLK-G4.1 http://www.q-cells.jp/products/pdt_residential/q_peak_blk_g4-1
■Q.ANTUMテクノロジー http://www.q-cells.jp/products/pdt_quality/q-antum
ハンファ Q セルズジャパン株式会社について
1984 年に韓国最大手企業であるハンファグループの日本法人として設立。
2014 年 2 月に設立 30 周年を迎えた。太陽光発電関連事業(太陽光モジュール輸入販売、IPP 事業)をはじめ化学品、鉄工、機械・設備、自動車部品、IT関連機器等、多分野にわたる基幹産業のアジア諸国間での輸出入業務と日本市場での販売事業を展開している。2011 年より日本の太陽光事業に参入し、2016 年 12 月現在で日本向けの出荷量累計 2.7GW、住宅設置数 20,000 棟を達成した。
URL: http://www.q-cells.jp/
*本資料は経済産業記者会、環境省記者クラブ(環境問題研究会)、環境記者会に同時に配信しています。