12年間2015万ドルにわたるプロジェクトファイナンシングを、Yapi Kredi 銀行と組成完了
トルコ最大の太陽光発電所が、わずか2ヵ月半の建設期間を経て運転開始
Qセルズは株主、モジュールサプライヤー、EPCとO&Mサービスプロバイダとして参画
トルコにおける強力なプロジェクトビジネスの展望
韓国ソウル 2015年12月1日
ハンファQセルズ(CEO:ナム・ソンウ、米ナスダック:HQCL、以下、「Qセルズ」)はトルコ・ブルドゥル県に8.3MW規模の太陽光発電所を建設、系統完了したことをお知らせいたします。さらに当社は、合計18.3MWに及ぶプロジェクトのために、2015万ドルのプロジェクトファイナンスをYapi Kredi銀行と組成いたしました。
今回竣工した発電所は合計18.3MWとなるプロジェクトの第1弾であり、2016年にはもう1つの発電所が建設されます。これはトルコのソーラープロジェクト史上の最大の規模であり、Qセルズトルコはモジュール供給、EPC、O&Mを担当します。また、当社は発電所の株主として50%の株式を保有、もう50%はZen Enerji A.S.が保有しています。今回の発電所プロジェクトは、Qセルズのグローバルに活躍するフルサービスプロバイダとしての役割を強調するものとなります。
トルコ最大級の太陽光発電所
2015年8月、Qセルズはトルコ南西のブルドゥル県に発電所の施工を開始し、わずか2ヵ月後には系統完了、31,878枚のモジュールが128,600㎡にわたり設置されました。この8.3MWという規模はトルコで最大級のものです。この発電所では年間13.467MWhのクリーンな電力が発電・供給される見込みで、これはトルコの平均的な家庭2,700世帯分のエネルギーに当たります。また、この発電所が運転することによって年間2,700kgのトルコにおける炭素排出を削減することができます。
プロジェクトファイナンシング:はじめての試み
ブルドゥル県の発電所のプロジェクトファイナンスはYapi Kredi銀行によって組成されました。12年でトータル約2015万ドルという規模は、トルコにおけるプロジェクトファイナンスとしては初のものとなります。魅力的なROIはトルコでは主にFITによって支えられており、1kWh あたり13.3 セントの買い取り価格が10年以上にわたって続くことが保証されています。そのほか、 Yapi Kredi銀行はQセルズの経験や、財務面での堅牢性についても評価しました。
Yapi Kredi銀行のVice PresidentであるTunaboylu氏はこのように語っています。
「Qセルズとのパートナーシップを結ぶことは迷いのない決断でした。今回のブルドゥル県のプロジェクトは、我々のもつ金融面のノウハウと、Qセルズの太陽光分野での経験を合わせることにより、両社にとってwin-winな取り組みとなることでしょう」
QセルズトルコのManaging DirectorであるJun Sung Leeはこのように語っています。
「トルコで最初であり、最大の太陽光プロジェクトをぶじスタートさせることができ、大変光栄に思います。更にYapi Kredi銀行という高名なパートナーを得られたことで、QセルズはトルコのPV市場でのポテンシャルを示すとともに、フルサービスプロバイダとしての能力を飛躍させることができます。これからも当社は、トルコで数多くのプロジェクトを手がけることを楽しみにしております」
企業プロフィール
Yapi Kredi銀行について
Yapi Kredi銀行は1944年に設立したトルコ4番手の民間銀行で、2478 億トルコリラ(USD 814 億ドル)の資産を保有する、トルコの最も価値ある10ブランドのうちの1つ。現金貸付額において4番目、10%のシェア、預金額において5番目、10.5%のマーケットシェアを誇る。同行はクリアでユニークな戦略的ガイドラインをもち、 顧客満足を高めると共に豊かで持続性のある成長を遂げることを目的としています。
主な株主はKocFinancial Services (KFS)で81.8%の株式を保有(KFSはKoc GroupとUniCredit Group 50%-50%のジョイントベンチャー)、残り18.2%はイスタンブール証券取引所で公開取引されており、また、同行のシェアを代表するグローバル預託証券は、ロンドン証券取引所に上場しています。