ハンファQセルズ株式会社の海外プレスリリースより参考情報としてお知らせ配信しています。
世界の太陽光産業において、高いポテンシャルを持つ国のひとつであるトルコで最大規模となる1GWの太陽光発電所設立にむけた、カリヨンエナジー社との共同事業に関するニュースです
韓国・ソウル現地時間 2017年3月23日
ハンファQセルズ株式会社(以下「Qセルズ」、米ナスダック:HQCL)は、トルコのKalyon Enerji Yatirimlari株式会社(以下「カリヨンエナジー」)との共同事業により、トルコで最大となる1GWの太陽光発電所の建設を受注しました。
この「Karapinar Yenilenebilir Enerji Kaynak Alani」プロジェクトは、トルコの首都アンカラから南へ250kmほどにあるカラプナルで開始されます。このプロジェクトは、60万世帯以上にクリーンな電力を供給可能な、出力1GWの太陽光発電所となり、3年以内の稼働開始を予定しています。
あわせてこの共同事業では、500MW分の太陽電池を製造する拠点を現地トルコに設立し、21か月以内に生産を開始することにも合意しています。
エネルギー天然資源省のBerat Albayrak大臣は、「私たちは再生可能エネルギー戦略において大きな一歩を踏み出しました。この入札が順調に完了したことは、最高クラスの技術を使用した、低価格で品質の良い電力を国内で生産する技術を発達させ、近隣地域へのエネルギー輸出も可能にするでしょう」と述べ、さらに、「私たちはトルコ周辺地域で最大のクリーンな太陽光発電能力を搭載した1GWの発電プロジェクトに取り組んでいます。この大規模な投資が、トルコやトルコのエネルギー産業に関する重要なメッセージを世界へ届けることになるでしょう」と続けました。
カリヨンエナジーグループのCEO Murtaza Ata博士は、「この一年間、エネルギー天然資源省は、国外へのエネルギー依存の問題に焦点を当て取り組んできました。今回の事例はトルコにとってエネルギー依存を軽減する大きな一歩です。それだけでなく、トルコは太陽光発電へのポテンシャルが高い中東や北アフリカに隣接する地理的な重要性を持っており、このプロジェクトは、トルコの国境を越えて太陽光発電ビジネスを拡大する扉を開ける機会になるかもしれません」と述べました。
Qセルズの会長兼最高経営責任者であるナム・ソンウ氏は、「トルコを含めた当地域で歴史的なエネルギープロジェクトに参画できることを大変嬉しく思います。私たちの最先端技術と発電所運営に関する専門知識を十分に発揮し、環境的に持続可能なエネルギーソリューションをトルコに提供するとともに、国として独立したエネルギーを確保するという目標を掲げるトルコ政府をサポートします」と述べました。
企業プロフィール
ハンファQセルズについて
ハンファグループ内の太陽光関連企業2社を統合し2015年2月にハンファ Q セルズ(NASDAQ:HQCL)を 設立。
”Engineered in Germany“のブランドコンセプトのもと、ドイツの R&D 本社から先進的な技術や革新的な研究開発をグローバルに展開するとともに、ハンファグループのネットワークを活かし、欧州、北米、アジア、南米、アフリカ、中東諸国でビジネスを展開している。生産施設はマレーシア、中国、韓国にあり、2017 年のセル/モジュール生産能力は 8GW を誇る。太陽光セル・モジュール・システムの開発・生産・販売、発電所建設および EPC(設計・調達・建設)事業など太陽光ビジネスの全分野でソリューションを提供している。
ホームページ: http://www.hanwha-qcells.com/
カリヨンエナジーについて
Kalyon Enerji Yatirimlari株式会社は、主に建設事業を展開するトルコの大手企業グループの一つであるカリヨングループ傘下の企業。世界最大の空港建設・運営や、海面下250メートルのトルコ本土と北キプロストルコ共和国の給水パイプラインの建設、高速道路や大規模なインフラ整備など極めて重要なプロジェクトを多数手掛けている。カリヨンエナジーでは主に地域での再生可能エネルギーに焦点をあてた戦略と事業活動を行っている。
ホームページ: http://www.kalyongrup.com/
ハンファQセルズジャパン株式会社について
1984 年に韓国最大手企業であるハンファグループの日本法人として設立。
太陽光発電関連事業(太陽電池モジュール輸入販売、IPP 事業)をはじめ化学品、鉄工、機械・設備、自動車部品、IT 関連機器等、多部門にわたる基幹産業のアジア諸国間での輸出入業務と日本市場での販売事業を30年以上にわたり展開している。2011 年より日本の太陽光事業に参入し、2017 年 12 月現在で日本向けの出荷量累計 3.4GW、住宅設置数 30,000 棟を達成した。
ホームページ: http://www.q-cells.jp/