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エネルギー会社RheinEnergie 、Qセルズのモジュールで太陽光エネルギー発電

ごみ焼却所の屋根に320kWの太陽光システム

太陽光システムが地方自治体で活躍中

厳格な耐久性試験をクリア、ヨーロッパ製のQセルズのモジュールが高評価

 

 

[独ケルン / タールハイム、2014年11月7日] – ドイツの地方自治体でエネルギーおよび飲料水の供給を行うラインエネルギー社(RheinEnergie)は、太陽光発電システムへの転換をさらに推進することにより、太陽光エネルギーを引き続きサポートする姿勢を表明しました。今回、ケルンを拠点とする廃棄物処理およびリサイクルの有限会社であるAbfallentsorgungs- und Verwertungsgesellschaft Köln mbH(AVG Köln 社)の倉庫屋根に新たにQセルズのモジュールを使用した320kWの太陽光システムが設置され、電力系統への接続を完了しました。ドイツを拠点にするヨーロッパ最大の太陽光プロバイダーのハンファQセルズは、高性能のQ.PRO G-3 のモジュール出力250Wp型1280枚を設置しました。この太陽光発電施設から年間約290,000kWhの電力が生産され、民間に供給される予定です。この値は約90世帯分の1年間の電力を補うのに十分な量であり、さらに年間145トンのCO2排出を回避することに繋がります。

 

ラインエネルギー社の展望:「太陽光エネルギーの経済的効果は今後10年以上に渡って期待」
「ラインエネルギー社は再生可能エネルギーを主に扱っており、太陽光システム分野でのサービス拡充を目指しています。今後10年以上に渡って太陽光発電所を確実に運用していくにあたり、品質の高いモジュールだけを厳選しています。Qセルズの太陽光モジュールはヨーロッパで生産されています。さらにVDEテストと製品寿命において目覚ましい結果を挙げている点で、我々はQセルズのモジュールを選びました」と、ラインエネルギー社の再生エネルギー(バイオおよび太陽光エネルギー)部門の主任トーマス・ツェレス氏は語っています。

 

今回ニールに新たに開設された太陽光発電施設により、ラインエネルギー社では16基目の太陽光システムが導入されたことになります。16基のうち半分はケルンの市町村を中心に設置されており、合計で18,065kWhの発電規模となります。これにより年間 8,805トンのCO2の排出を回避し、5,040世帯分の電気の供給が可能になります。さらに追加でシステムの導入も計画されています。これについてAVG Köln 社の管理部門スポークスマンであるアンドレアス・フロイント氏は「ラインエネルギー社と提携する公益事業の企業と協同で、新たに太陽光システムを運用することで、温暖化防止と資源の節約に大きく貢献していきます」と語っています。

 

ドイツの再生エネルギー法 (Erneuerbare Energien Gesetz, EEG)では、一般住宅だけでなく、商業および産業施設でも、太陽光システムによる売電が認められています。ハンファQセルズでドイツ語圏の会計主任を務める ラルフ・ワースは「今回、ラインエネルギー社との協力により、有意義なプロジェクトに参加できたことを非常に光栄に思っております。今回のケースは太陽光エネルギーがドイツにおいて様々な分野で貢献している一例を示しています」と語っています。さらに、ドイツ支部の営業主任ミハエル・ガイブは、「商業および産業だけでなく、地方自治体で活躍する企業にとっても太陽光システムは大きなメリットをもたらします。今後、この分野での太陽光システムの普及を目指していきます」と語っています。

 

ラインエネルギー社(Rhein Energie)について
ラインエネルギー社は、ケルンの地方自治体でエネルギーおよび水道水の供給サービスを展開しており、ライン地方の産業施設および地域の住人に、電力、暖房システム、および飲料水を提供しています。ラインエネルギー社はドイツのエネルギー市場を代表する企業として、地方自治体をはじめ市町村や地元の企業と積極的にパートナーシップを結んでいます。設立当初はGas-, Elektrizitäts- und Wasserwerke Köln (GEW Köln 株式会社)の社名義でドイツの地方自治体として公益事業を展開しており、2002年には新たにGEW Rhein Energie社として事業をスタートし、RGW Rechtsrheinische Gas- und Wasserversorgung社が統合されました。ラインエネルギー社はエネルギーと飲料水の供給において130年以上の実績を誇ります。

 

Energie & Klima 2020(エネルギー&温暖化対策2020)プログラムについて
温暖化防止プログラム”Energie & Klima 2020″の一環として 2007年後半に発足しました。ラインエネルギー社では、エネルギー生産分野全体の中で、再生エネルギーが占める割合の拡大に貢献してきました。このプログラムは、エネルギーを効率よく運用するための技術およびプロジェクトをサポートすることを通じて、より持続的な形でCO2を削減していくことを目的としています。ラインエネルギー社は総額2500万ユーロをこのプロジェクトに投入し、確実な成果を上げています。このプログラムにより、およそ158,000トンのCO2温室効果ガスの大気圏への流出を防ぐことに成功しています。この数字を別の数字に換算すると、二酸化炭素排出量で年間あたりケルン‐ロサンゼル間の往復フライトの乗客20,000 人~23,000人分の二酸化炭素の量に相当します。

 

AVG Kölnについて
Abfallentsorgungs- und Verwertungsgesellschaft Köln mbH (AVG Köln) は、主に地方自治体によって運営されている廃棄物処理を運営している有限会社です。またエネルギー事業も行っていることから、持続可能な未来型の地方自治体モデルを作るために貢献しています。同社はケルンを拠点とし、子会社であるAVG Ressourcen およびAVG Kompostierungとの協力のもと、廃棄物処理に関して様々なサービスを提供しています。最新的な設備と環境および地球温暖化に優しいリサイクル方法により、ケルンを住みやすくより魅力的なビジネスの場の開かれた街にするために貢献しています。